ベトナム政府との合意により、11月1日からビジネストラックによる出入国が可能となりました。
今回はビジネストラックを利用しての入国に関する解説を配信します。

結論から言うと、
技能実習においてビジネストラックを利用するメリットは殆どありません。レジデンストラックの利用で十分だと考えられます。

❚ ビジネストラックとは

入国後14日間の自宅等待機期間中も、
行動範囲を限定した形でのビジネス活動を可能とするスキーム

❚ ビジネストラックで緩和されたのは

ビジネストラックで緩和されたのは

技能実習ではビジネストラック利用のメリットは有りません。

❚ レジデンストラックとビジネストラックの違い

レジデンストラックとビジネストラックの違い

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❚ 書類の違いは2つだけ

・誓約書(外国人ビジネストラック)<参考資料
・本邦活動計画書 参考資料
※変更になる可能性がありますのでご注意ください

●誓約書

ビジネストラック_誓約書

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受入企業・団体は、原本を対象者の本邦入国後6週間保管し、関係省庁から求めがあった場合には提出してください。

<注意点>
・十分に内容を確認して下さい。
・受け入れ企業、監理団体、送り出し機関、本人、関係者全員に
 説明をし理解させて下さい。
 責任を追及される場合や、受け入れ停止になる可能性があります。

❚ 日本大使館での査証発給等申請

査証申請に必要な書類 (新規申請)
(ア)査証申請書(顔写真貼付)
(イ)旅券
(ウ)在留資格認定証明書
(エ)誓約書 ビジネストラック 写し2通
(オ)本邦活動計画書 写し2通
(カ)ベトナム政府発行の身分証明証の両面写し

❚ 健康モニタリングの実施

・日本入国前14日間モニタリングすること。
・検温すること。
・呼吸器症状がないか確認する事。
・倦怠感などコロナ感染症の症状がないか確認する事。
・発熱や、症状が見られたら、日本への渡航は中止する事。

14日間のモニタリングの結果は、
入国時に「質問票」に記入して提出します。

❚ 検査証明の取得
ビジネストラックでは現地での検査が必須です

搭乗予定航空便の出発時刻前72時間以内に「検査証明」を取得してください。
・指定の検査機関で検査を受けてください。
 <ベトナム>
 108病院
 国立衛生疫学研究所(NIHE)検査・予防接種サービスセンター
・所定のフォーマットを使用し、
 現地医療機関に記入及び署名を求めてください。
 <参考資料DL

❚ 民間医療保険への加入

入国時点で日本の公的保険制度(健康保険や国民健康保険)に加入していない場合、民間医療保険に加入して下さい。 
※技能実習生の場合事前加入は困難ですので、民間保険に加入して下さい。

<加入例>

 

・JITCO外国人技能実習生総合保険
・JITCO特定技能外国人総合保険

※JITCO保険は出国時から保険の対象となります。 

保険証券等を確認させていただくことがあります。
また、入国時または入国直後に未加入であったことが発覚した場合には、「誓約書」違反となり、受け入れ企業・団体名の公表、本措置の利用禁止等の措置をとることがあります。

❚ 質問票の記入

・搭乗した機内で、「質問票」が配布されますので、
 記入方法等を外国人に指導しておきましょう。
・虚偽申告等も処罰が有りますので、
 正しく記入するように指導しておきましょう。

技能実習生用質問票
・日本語
・英語
到着空港の検疫所で提出します。

10/20 オンライン質問票になっています。
チェックイン後、搭乗までの間に 次のサイトでの申告です。
日本語、英語、中国語(簡)、中国語(繁體)、韓国語のみ対応です。
質問票は事前に記入してそれを見ながら入力するようにされると良いでしょう。

<オンライン質問票>

 

❚ スマホ設定の確認 等

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1.厚生労働省指定の接触確認アプリ(COCOA)
入国後14日間はアプリを利用してください。
▶参考:アプリ利用方法
   ・日本語
   ・ 英語

2.LINEアプリ

受入れ団体の責任者が対応する事も可能です。
▶参考:LINEを活用した健康フォローアップ

3.地図アプリ(位置情報を保存可能なもの)
▶参考:OS別設定方法
iPhone
日本語
・ 英語
Google Maps app
日本語
・ 英語

❚ 宿泊施設までの移動

・公共交通機関の利用は出来ません。
 鉄道,バス,タクシー,航空機(国内線),旅客船等は利用禁止です。
・自家用車 、受入企業・団体所有車両 、レンタカー 、ハイヤーを利用してください。
・宿泊施設等の待機場所までの移動の途中で公共施設の利用はしないでください。

可能であれば、空港近くのホテルで2週間の待機をお勧めします。 
最もリスクの少ない方法だと思われます。

❚ 宿泊施設までの移動における注意事項

出発・・・その前に・・・・
・スマホアプリを再確認しましょう。
・空港内でトイレを済ませておきましょう。
・健康状態を確認し把握しておきましょう。
・マスクを持ってきていることを確認しておきましょう。
・以降の食事の段取りを確認しておきましょう。

・長時間のフライトで疲れています。
・初めての海外で興奮しています。
・長時間の入国検疫で疲れています。

しっかりと事前確認を済ませて、出発してください。

❚ 宿泊施設・待機施設

原則、個室での待機となります。
自宅、社宅、親戚の家、友人の家、マンスリーマンション、ご自身で予約したホテルなどが対象になります。
一方で、ウィークリーマンションにつきましては、不特定多数の方に対して反復継続して行われるような事業にあたりますので、対象外としています。

(宿舎などのトイレやお風呂など、多数の人が共同で使用する場所がある施設は対象外)

個室、バス、トイレの個別管理等ができる施設を確保してください。
個室の外にキッチンなどの共用スペースがある場合は、当該共用スペースは利用しないでください。
▶参考:水際対策の抜本的強化に関するQ&A(厚生労働省)

❚ 宿泊施設・待機施設に関する注意事項

活動計画書に記載してあるところ以外へは、
 絶対に外出はさせないでください。
・不特定との接触は避けてください。
・毎日行動記録を取り接触者を記録してください。

後日、位置情報や接触追跡アプリ等で誓約書違反が見つかると、
当該企業・団体名が公表され、今後外国人の受入れが認められない可能性があります。

・WI-FIを確保してあげて下さい。
・食事の段取りをしてあげて下さい。
・洗濯の段取りも忘れないでください。

❚ 待機中の入国後講習

・活動計画書に記載してあれば、
 2週間の待機中に集合講習等をすることは可能です。


・教室や施設内での感染拡大防止には十分注意してください。
 ※誓約書で「対象者及び接触者の①マスク着用、②手指消毒の徹底、③「3密」を避ける」事を誓約していますのでご注意ください。

・接触者の記録が必要ですので、必ず毎日出席簿等の記録を取ってください。
・面会者の記録も必要です。「日時、滞在場所ごとに対象者が接触した者を記録すること。」

 ※勝手に外出させてしまうと、この記録が不可能になりますからご注意ください。

講習カリキュラムは見直して確認してください。
技能実習計画と大きく変更となった場合は、実習機構に届け出ておきましょう。

❚ ビジネストラック注意事項

・10月30日に、緩和措置が発表されましたが、技能実習生と特定技能外国人に対しての具体的な対応の詳細はされていません。

・利用は可能です。

・外務省、法務省、厚生労働省、技能実習機構、相手国の日本大使館のホームページから、最新情報をご確認する事をお勧めします。

・ビジネストラックも「監理団体や受け入れ企業が責任を持つ例外的な措置」であることを理解しておきましょう。

書類忘れ、誓約違反時には、受入企業・団体の名称の公表、本措置の利用禁止となる可能性があります。
誓約違反等が起こった場合は、当該企業・団体名が公表される他、本件措置の利用が今後認められない可能性があります。

・14日間の「宿泊施設」と「滞在場所」を混同しないでください。

<宿泊施設>
個室、バス、トイレの個別管理等ができる施設
<滞在場所>
受入企業や取引先のオフィス・工場等
滞在場所では、個室を用いるなど、必要最小限の関係者以外と接触する機会が生じないよう工夫をすること。

・個室管理が必要です、相部屋は不可です。

・入国後 14 日間、日時、滞在場所ごとに対象者が接触した者を記録すること。
滞在施設への移動は可能ですが、14日間、日時と滞在先と接触者を記録しなければなりません。

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